• シャトー酒折ワイナリーからお届けするワイン生産者の”ナマ”の声が満載のブログです。

今日の製造現場
  • 2017/08/30
  • トッピング

  • トッピングと申しましても、ピザの具のことではございません。

    ワインは樽で熟成されます。
    あの樽、木を組み合わせて、鉄のタガで絞めてあるだけなんですよ。
    接着剤も何も使わず、漏れない容器を作るのですから大変な技術です。

    さて、ワインも漏れないスゴイ樽たちですが、木は多孔質な素材ゆえ、少しづつ中のワインが蒸発してゆきます。
    樽の中に空間ができてしまうと、ワインの酸化、微生物の繁殖など、よろしくないことが多々起こります。

    ですから、定期的にワインを継ぎ足して樽を満タンにする必要があります。
    この作業のことを「トッピング」、あるいは「樽補填」と呼ぶんですね。

    トッピング作業の時は、樽の品質を検査するために、各樽ごとにテイスティングしていきます。
    ワイングラスを持って、樽から樽へワインを試飲していくという作業は「これぞワイナリーの仕事」という見た目ですね。
    現実には、大半の仕事は洗って洗って、あれもこれも洗ってといった感じなのですが。
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